SOUND MUSEUM VISION

渋谷の地下に広がるこの巨大なスペースには、さまざまな表情があります。

ALEXANDER BARCK

ALEXANDER BARCK

ジャザノヴァの中でも、最も多才なDJであるアレクサンダー(アレックス)バーク。
彼を含めたメンバーが運営する音楽レーベルSonar Kollektivは「Time Out New York」誌に「最も豊かな音楽的世界」と評された。ドイツ・ベルリンにおいて多彩な才能を持つ集団として15年以上に渡りプロデュース、作曲、アレンジ、リミックス、DJなどを手がけ、クラブ、ラジオ、スタジオ、ライブステージという舞台において独自の世界感を構築してきた。DJのアレックス、ユルゲン、クラウスは数多くのリミックス作品でクラブジャズ、ダウンテンポのシーンをベルリンから世界に示し、印象的なDJセットで牽引してきた。
そんな彼らは常に世界中をツアーし、クラブやフェスでプレイするだけでなく、ラジオでも毎週、WDR Funkhaus EuropaとRadio 1で彼らの番組が放送されている。
アレックスは90年代後半にジャザノヴァのメンバーとして名を広く知られるようになった。
また、Sonar KollektivのA&Rとしても活動し、創立から現在に至るまでレーベルの責任者としてソウルフルなポップから知的なダンスミュージックまで幅広く手掛け、素晴らしい作品としてリリースしてきた。
情熱的で挑戦的な彼は、20年以上、革新的なDJとして活動してきた一方で選曲家としても「Secret Love」、「Computer Incarnation」といったコンピレイション・アルバムも制作している。
ジャザノヴァの活動以外ではChristian Prommer と Prommer & Barck名義で昨年アルバムを発表し、話題を呼んだ。
最新作は今年リリースしたジャザノヴァ初となるバンド形式でのスタジオ・セッション・アルバム「Funkhaus Studio Sessions」。
多忙なスケジュールのなかで常に勢いのある制作活動を支えるもの、それは彼の音楽に対するするディープで実直、そして、永遠に尽きることのない愛情なのだろう。