SOUND MUSEUM VISION

渋谷の地下に広がるこの巨大なスペースには、さまざまな表情があります。

NASTIA
(Ukraine)

NASTIA <br>(Ukraine)

「大好きな趣味が職業になり、今では生活そのものになっている。ダンスフロアで数多くの人と会い、音楽という共通項を通じて一緒に踊る日常、それが全て。」

今では引く手あまたなDJのNastiaだが、その成功は、予期しなかった偶然の連続であった。DJ,プロモーター、レーベルオーナー、プロデューサー、多くの肩書きを持つNastiaは、ウクライナの小さな村に生まれた。特に音楽的な指導を受けることはなかったが、純粋な音楽への愛に従うように突き進んでいった結果、世の中から広く認められるようになった。

彼女が、エレクトロニックミュージックに傾倒するきっかけは、姉が買ってきたマトリックスのサウンドトラックだった。その後、ウクライナの主要都市の一つであるドネスクのナイトクラブへ足を運んだ経験が、彼女をエレクトロニックミュージックの世界へどっぷり浸らせた。衝撃を受けたNastia は、学生ながらに、ダンサーとしてクラブで働くこととなり、そして一年もしない内に独学でDJを学び、キャリアをスタート、瞬く間に国内のクラブからDJとしてお呼びがかかるようになった。

その翌年には、ウクライナでNo.1のダンスミュージックラジオステーションであるKiss FMにて自身のウィークリー番組をスタート、また、クリミア半島で開催されている草分け的なダンスミュージックフェスティバル「Kazantip」にてレジデントDJとして参加、2011年まで深く関わることとなった。

この頃には、ウクライナでトップDJの1人となっていたNastiaは、モスクワの老舗クラブ「ARMA17」にて現在も開催しているレジデントパーティーをスタートさせた。
また、2010年にラジオ番組「Propaganda」を、2013年には同名のレコードレーベルをスタート。このレーベルは、世界を周るなかで、Nastia自身が発掘した若手のアーティストの作品のリリースを中心としているが、これまで、レーベルの色を出しつつも、多様で評価の高い作品を発表している。

またNastiaは、ヨーロッパにて個性的なパーティーも様々開催しており、プロモーターとしての手腕も高く評価されている。
例えば、ウクライナの首都キエフの、工場跡地をアートスペースとして再活用しているベニュー「Closer」での24時間ノンストップのフェスティバル「Strichka」。Jus–Ed, Helena Hauff, DJ Bone, DJ Stingray, Margaret Dygas, Pearson Sound等を招いた傍ら、Nastiaや多くのローカルタレントも活躍した。
ロンドンでは、コンセプシャルなパーティー「Stereo Piknik」を開催、 DJ Qu, Tobias, Pearson Sound, Functionなどをサポートした。

また、多くのレジデントパーティーをかかえながらも、海外ツアーも積極的に行なっており、Panorama Bar(Berlin), fabric (London),The Block(Tel Aviv), WOMB(Tokyo),Cocoon(Ibiza) ,Circoloco(Ibiza)などの世界トップベニューに出演した経験を持つ。