SOUND MUSEUM VISION

渋谷の地下に広がるこの巨大なスペースには、さまざまな表情があります。

TIMMY REGISFORD

TIMMY REGISFORD

THE SHELTERは、THE LOFT、THE GALLERY、PARADISE GARAGEやZANZIBARといった伝説的クラブと同様、DJとクラウドがある種の特殊な絆で結ばれた独特の雰囲気、ヴァイブが存在する希有なクラブである。1970年代前半から続くNYクラブ史に於いて18年もの間存続し続けているという事実が、いかにこのクラブがスペシャルなものであるかということを如実に物語っている。 THE SHELTERの核となった人物、それはDJであり主宰者であるティミー・レジスフォードだ。彼は1980年代中頃より音楽制作を開始し、ボイド・ジャービスと共に数々のガラージ・クラシックスの名曲を生み出す。やがてNYのラジオ・ステーション”WBLS”「MASTERMIX SHOW」でDJとしての人気を確立。他にも、[MCA]、[MOTOWN]といったメジャーレーべルの敏腕A&Rとして数々のアーティストを成功へと導く重要な役割を果たしているのである。
1991年のオープン以来、THE SHELTERはNYディープ・ハウス・シーンを常にリードし続け、シーンがよりハードな音楽性へと傾倒しても尚、一貫してソウルフルでディープな音楽にこだわり、普遍的なシェルター・サウンドを確立したのである。 NYという世界の流行を左右するような大都市で、度重なる危機に面しても尚存続し続け、圧倒的な支持を得つづけ、昨年18周年を迎えたことは驚異的といって良い。ここ数年のシェルターでも、クエンティン・ハリスやDFA、アダム・リオスといった若手アーティストの作品を[RISTRICTED ACCESS]、[UN-RISTRICTED ACCESS]、[UNDERGROUND ACCESS]等のレーベルから多数リリースし、そのほとんどの楽曲が大ヒットしているのだ。また、ティミー自身も数々のリミックス作品を手がけ、精力的に活動していることもうれしい限りだ。2006年は初のフル・オリジナル・アルバム『AFRICA IS CALLING』をリリースし、その後、2ndアルバム『PLACES AND SPACES IN TIME』、3rdアルバム『SUN OVER WATER』を[NEW WORLD RECORDS]よりリリース。今年もペヴェン・エヴェレットのオリジナル・アルバムのミックスを全て手がける等、今もってその動向から目が離せない活躍が期待される。